太宰治の散歩道と峠の茶屋、美術と文学のレトロ空間【甲州夢小路】

昨年、妻の実家のある甲府へ、夫婦で帰省しました。
用事があったからですが、甲府へ行くのは2年ぶりぐらいでした。
甲府駅についたとき、2人ともおなかがすいていたので、お昼を食べることに。
北口を出て、どこか適当なお店に入ろうと歩き出した私たちの目に飛び込んできたのが、見たこともない「塔」。
銅板の張られた櫓のような建築物です。
夫婦で顔を見合わせました。
甲府に生まれ育った妻も、何度か訪れている私も、それまで見たことのない櫓でした。
行ってみることにしました。
するとそこには、戦前にワープしたような、レトロな異空間が広がっていたのです。

「甲州夢小路」というスポットです。
あとからわかったのですが、オープンしたのが昨年の3月。
なので、妻も見たことがなかったというわけです。
広い敷地の中には、古民家のような建物が並び、飲食店などのショップのほかに、美術館やギャラリーが入っています。
「小さな蔵の美術館」に入ってみました。
するとそこには、竹久夢二をはじめ、美術には関心のない私でも知っているような、有名作家の版画作品がずらり。
建物自体に雰囲気がありますから、ひごろ美術に縁のない人でも、「そこにいる時間」を楽しめるのではないでしょうか。

さて、美術鑑賞をして、ますますおなかがすいた私たちは、エリア内にある「Easy割烹 峠の茶屋」というお店に入りました。
「太宰治の散歩みち」と表示してあります。
太宰と山梨というと『富嶽百景』を連想します。
「富士には月見草がよくにあう」というフレーズで有名な傑作です。
けれど、その作品はあくまでも「富士山」を描いたもので、甲府とは直接関係なかったのでは? と思いました。
説明を読んで「なるほど」と思いました。
太宰治の奥さんが甲府の出身。
実家は甲府駅の近くにあったようです。
戦時中、太宰はその実家から、しょっちゅう近くの「峠の茶屋」へ通い、親交のあった井伏鱒二らと歓談したといいます。
太宰が実際に通ったので「太宰治の散歩みち」というわけ。私たちにとっては思いがけない発見、そしてなんともうれしい出会いでした。

お酒と肴が中心のお店のようですが、食事のメニューもあります。
私たちは天丼を注文しました。
850円ですから、こうした観光スポットにあるお店としては、リーズナブルと言っていいでしょう。
ところで、最初に見て驚いた「櫓」は、「時の鐘」で、昔甲府の町にあったものを再現したのだそうです。

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